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オリジナリティについて

  • 2020.02.20
  • 建築

絵でも建築でも音楽でも、オリジナリティを出すのは難しい。と若い頃は誰でも思っている。

僕は美大で油(油絵のこと)だったので、それこそ本当に天才肌の人が同じ教室にいて、自分の才能のなさに愕然としたものだった。ハチミツとクローバーの蒼井優といえばわかるだろうか(古い?)。

憑依型の天才が描いた生命感あふれる絵の横に僕みたいな凡人の絵が並ばされる状況なのだ。

これはたまらない。

とにかく絵に関してはコンプレックスしかなかった。どんなに努力しても勉強してもかなわない相手というのがこの世界には、いる。成人式を前にしてこれから大人になろうとしている前途洋々な若者は、スタートラインに立つ前に挫折してしまっていたのだ。

時はバブル全盛期。キース・へリングや日比野克彦の時代である。ウォークマンでテクノポップでさわやかテイスティ I feel Coke !な時代(要は怖いものなんてない時代のこと、わからない人はお父さんやお母さんに聞いてみてね)。

時代の雰囲気についていけてない上に才能ないと思っていた。今でもそう思う。とってもノリが悪い。

 

クリエイターというものは、少なからず時代とともに歩んでいる。時代の空気を食料にして表現しているわけだ。今の若いアーティストを見てもそう思う。大きな潮流みたいなのがあって、そこは抗うことができず「時代の表現」というやつを邁進する。

それはそれで正しいことだし、本道とはそういうことだと思っている。

 

でも、である。メインストリームに背を向けているやつがいてもいいんじゃないかって、時々思う。

才能がなくてノリが悪くて中央じゃなく地方で・・・。じつはこういう他と違うところにオリジナリティって宿るものなんじゃないか、と。

そう、オリジナリティとは追求するものでなく宿るものだと最近思うようになったのだ。

建築に関しては、様式や工法が固定されているのでオリジナルな表現より、なにを選択したかが重要になったりする。設計なんて仕事はA or Bの選択の上に成り立っているといってもいいくらいだ。

だから、あえてこういう言い方もできる。選択の累計がオリジナリティになる、と。

 

 

土地を読むとは、土地のいいなりになって設計すること。できるだけ自分を出さない方がいい。解釈も表現もいらない。無私に近づくこと。

そこに現れるのは、貴方が考えもしなかった表現で、狙ったものではない気持ちよさがある。

 

佐藤 隆幸

 

 

 

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