納骨堂の改修 基礎編
- 2018.05.22
- 建築
杵築市にて古くから続くお寺にて、このたび改修工事をさせていただいています。
境内にあります経蔵を改修して納骨堂に生まれ変わらせようというこのプロジェクト。
先回のブログでお伝えしたように、曳家工事にて宙に浮かせた納骨堂。
次は、この下に鉄筋コンクリートの基礎を作っていきます。
これまでは石の上に乗っていただけの柱。
柱の根本は白蟻や腐朽被害が甚大でした。
今回は、痛んだ柱の根っこはスパッと切り落とし、堅固に作った鉄筋コンクリート基礎と特殊な金物で繋いでいきました。
当時の考え方や技術を古い建物に教えてもらいながら、よくないところは今の技術や考えで補填していく。
いいですね、建築的温故知新ですね。
100年前の大工と共に仕事をしているような感覚にもなります。
基礎も綺麗にできあがりました。
これまで傾いていた建物も真っ直ぐに矯正し、どこかしら凛とした雰囲気が。
工事はまだまだ続きます。
今あるモノを活かす
府内町家リノベーションもご覧ください。
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