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家を建てる時のマメ知識column
その2なぜ自然素材の家が良いの?〜「自然素材」の家と「新建材」の家の違い〜

では自然素材を使って造られた家は「新建材」で造られた家とどのように違うのでしょうか。
二つの家を比べてみましょう。

まず多くの人が「自然素材」と言われてまず頭にうかぶのは、「手入れが大変」、ということではないでしょうか。
ただそれはきちんと手入れすれば長い間ずっと使える素材であるということでもあるわけです。
メジャーな「新建材」であるビニールクロスは貼った時が一番綺麗な時です。
あとはいくら手を入れたとしても元のきれいな状態には戻りません。
どんどん劣化していくので総取り替え、つまり張り替えるしか元の綺麗な状態に戻すことはできません。
プリントされたフローリングも同様です。
「新建材」で造られた家は「建てた時」が一番綺麗な状態なのです。
「自然素材」で造られた家はこの反対です。
もちろん建てたその時も「自然素材」はきれいな状態ではあります。でも「自然素材」がその威力を発揮するのは時間が経ってからです。
きちんとお手入れされた自然素材の床は(「きちんと」、と言っても年に1〜2回のお手入れで大丈夫です)だんだん光り始めます。
色も少し褐色を帯びてきて、アメ色になります。
古いアンティークの本物の自然素材で作られた家具を想像していただければその良さがわかると思います。

そして「自然素材」で造られた家はたとえそれが同じ形の家だったとしても全く同じ家にはなりません。自然素材、つまり本物の木や珪藻土を塗った壁は、世界に唯一無二の存在です。
全く同じ模様の床材はありませんし、左官職人が塗った壁は全く同じ模様にはできません。
反対に「新建材」で造られた家はプリントされた床が貼られています。個性の無い素材とはこのような比較をした時によくわかるものです。
(詳しくは 〜新建材って何?〜をお読みください)

また「新建材」で造られれた家の素材は家がその役目を終えて解体された時、もう自然には戻りません。
多くの分解しない「新建材」が埋め立てられています。(一部燃料として再生される素材もあります)。
そして一番怖い「新建材」の弊害は「シックハウス症候群」でしょう。
もちろん皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
石油製品や化学物質で接合された集成材などは素材そのものからガスを揮発しています。
これらの人工的な化学物質のガスは人体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
いろいろな疾患が報告されていますが、それがどれぐらい有害なのかはまだまだ分からないことも多いです。
天然の木材もガスを揮発させていますが、違うのはそのガスの成分です。
天然の木材から揮発するガスは何万年もの間木の家で生活してきた人間にとっては心地良いものです。
その香りや風合いは私たちに安らぎを与えてくれます。

最後に日本ハウジングがこだっている大分県産素材を使うことにどのようなメリットがあるのかを説明します。
大分には豊富な建材が揃っています。家の主要な建材である木材も全てのパーツを大分自前で仕入れることが可能です。(このような県は全国では珍しいようです)。
また地元の近くの森林組合から仕入れる木材は運搬コストがとても安くすみますし、顔の見える生産者から仕入れる木材は地元の人限定の特別な物が選べます。
大分に住んでいて、大分の素材を、大分の生産者から仕入れない理由はどこにもありません。
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