コーヒーから始まる1日

あんなに暑かった夏が過ぎ、紅葉潤うが碌な観光に行けなかった秋も終わり、季節はとうとう冬になってしまった。年月が経つのはあっという間、時の流れを一瞬一瞬を大事に過ごさねば取り残されたような感覚に陥ってしまう。年は取りたくないものだ。

さてさて、話がそれたが私は今、朝活ほど仰々しくするつもりはないが朝コーヒー生活というものを行っている。

特に珍しくもないことだが、朝起きてコーヒーを淹れ、お気に入りのマグカップにそれを注ぎ、冬特有の突き刺すような冷えた空気と共に呷るのだ。

お気に入りの曲たちと朝の暖かくない太陽と乾燥した冷たい空気と熱々のコーヒー。

正直この朝のゴールデンタイムは自分に酔っている。

そんな姿を誰かに見られたらとも考えるがコーヒーが美味いのが悪い。

冬の寒い中で飲むホットコーヒーは格別に美味いのだ。

まあ、こんな事は冬にしかできないし、暖かくなるか早起きがつらくなったら辞めるだろうから今はこの一日の始まり方を大切にしていきたい。

皆皆様にも私のように自己陶酔する必要はないが普段とは違う非日常を演出することを強くお勧めしたい。そうすればきっと、素敵な一日が過ごせると思うのだ。

誰にも見られないことを祈りながら、今日も私はコーヒーを淹れる。

冬の寒さを噛み締めながら。素晴らしい一日を過ごせるようと考えながら。

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