さいきんのモデルハウス
- 2014.06.12
- 建築
最近のモデルハウスです。
ベッドのわきには「クラフト・エヴィング商會」のありそうでないもの。本の中の本。
寝室にしつらえたデスクには、英文のタイプライター。
アナログレコードの棚には、トプコンの一眼レフカメラ。もちろん35ミリのフィルム式。
ステレオ装置のアンプは以前ご紹介した、ラックスマン。1975年製。
今の私たちから見れば触ったことも見たこともないような古いものばかりですが、なぜかとっても懐かしい。
デジタルの現代とは違って、手仕事のパートナーとしてがんばってきた愛すべきモノたち。
私たちにとっては、古いのに新鮮に映ります。
ただの懐古趣味ではなく、これら愛すべきモノたちが生き続けてきた時間、
手業が長い時間をかけて到達した形が愛おしいのだと思います。
府内町家は100年住み続けられるように願って、一棟一棟手作りです。
木造建築だからあたりまえですけど、
そのあたりまえのことを忘れないためにこうやって古いものを集めてみました。
設計図面は二次元、実際の建築は三次元、そこに暮らすことは「時間」という四次元の広がりなのです。
時間が建築の最後の仕上げをいたします。
デザインされた気持ちよさ
府内町家もご覧ください。
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