最近大分市内にK様邸が完成致しました。

通りに面しているK様邸、工事中にお施主様のご要望で玄関ポーチに格子戸を追加いたしました。

目的は高低差のあるポーチからの落下防止がメインでしたが、作製してみると通りに面しているのでさりげない目隠しにもなりますし、玄関ポーチのアクセントにもなり

機能的にも意匠的にもとても良くなったと思いました。

格子は外部に限らず内部の間仕切りや建具にも用いられます。

格子の良いところは空間を狭く感じさせることなく、採光を活かして部屋を区切ることができたり、フィルターのように通風を確保しながら視界を制限したり、防犯の機能そして家のアクセントとなる装飾としたりと前述したように機能性と意匠性を兼ね備えている所ですね。

特に昔ながらの町屋などの古い街並みでは通に面している開口には格子のイメージが強いと思います。町屋建築において格子はその象徴とも言えるのではないでしょうか。

格子を通して差し込む光は、陰影を生み情緒的な空間を演出します。

光と影は心地よい空間を創り出すポイントだと思います。

格子の持つ曖昧な役割りもまた適しているのではないでしょうか。

様々な場所で

様々なシーンで

様々な形で

格子を取り入れられると心地よい空間が増えるかもしれませんね。

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