あたらしくてきれいなものと、ふるくてうつくしいもの
- 2017.11.27
- 建築
突然ですが、チェコ共和国の首都プラハに行ってきました。
お金を貯め休みを貯め、長い長い時間をかけて飛行機に乗り、
中世の世界遺産、芸術の街にたどり着きました。
はじめて間近に見たこの街の風景は、ただ、ただ美しい。
美しいものを「美しい」という言葉でしか表現できないのは、文章がへたくそな証拠ですが・・・。
プラハ城や教会・修道院はもちろん荘厳で宗教的な美に圧倒されますが、
普通のアパートや街並みなんかがとてもいい。
石畳の道が歩きにくいけれど、とても落ち着きます。
石、しっくい、街路樹、石畳・・・そして建物のシルエット。
すべてが計算ではなく、使いやすさや便利さではなく、
おそらく先人から受け継いだものと培われた精神性で成り立っているような気がします。
ここには、新しくて汚いものと古くて美しいものがありました。
新しくてきれいなものなんてないのです。
きれいなものはいつかは汚れていきます。
美しいものだけが時間の経過に抗うことができ、残っていくことができたのです。
そんなことを考えながら、プラハの街をぶらぶら歩き回りました。
そうそう、ビールとソーセージは絶品ですよ。
大分の木造住宅
府内町家もご覧ください。
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