字のない絵本
- 2022.11.18
- カフェ
今回、ブックカフェくらぼの本でご紹介するのはこちら!
ベルギーの絵本作家ガブリエル・バンサンさんによる『 アンジュールある犬の物語』
字のない絵本で、白黒のデッサン画がこの本のすべてです。
文字はない…だけどあなたの心に沁み入る絵本。
実はこの本、1ページ作るのに、
だからこそ文章が全くない絵本にも関わらず、
あてもなく歩き回った草原の広さを
深く想像す ることができるのだと思います。
犬が車から捨てられてしまうところから物語は始まります。
悲しい場面ばかりが続き、後半に入っても、 犬を捨てた車のことが頭から離れません。
最後の場面で一瞬救われますが、
そんな子どもの背景を連想すると、
一匹と一人の心がちゃんとあったかくなったのは
一目瞭然だというラ ストが待っていますからね。
ひとりぼっちの寂しさがずっしりと響いてくる、
あなたの目で、心で、
感じてください。
人肌恋しい今の季節にぴったりな、
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