窓、まど、mado
- 2016.09.07
- 建築
夏、西日が差しこんで暑くなるのも窓。
心地よい風が入ってきて涼しくなるのも窓。
冬、西日が入ってきて家の中が暖かくなるのも窓。熱が逃げていって寒くなるのも窓。
美しい風景や庭の緑が部屋の風景になるのも窓ならば、見たくない風景や通りの人の視線にさらされるのも窓。
このように窓の場所や大きさや性能は、家の心地よさを左右するとても大切な要素です。
どんなに造形が美しいデザインの建築でも、
立地条件(どこにどんな風景があるか、
夏や冬の太陽がどこから昇ってどこに沈むのか)を無視した家では住む人の気持ちよさは、
はるか彼方に逃げていってしまいます。
造形的な美しさと心地よさを考えた窓のデザイン。
美しくなければ建築でないし、気持ちよくなければ住宅ではありません。
日本は省エネ・断熱について後進国ですし、デザインについてもです。
私たちはもっと「住む」ことに贅沢になっていい、心地よさをもっと追及していいのだと思います。
大分の木造住宅
府内町家もご覧ください。
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