からだの奥で時を刻むもう1つの時計。サーカディアンリズムを感じて楽しく過ごす。
- 2021.04.11
- カフェ
春になると誰か教えたわけでもなく桜が花を咲かせ、渡り鳥は地図もないのに飛んで行く方向を知っている。
自然界には当たり前すぎて気にも止めないことだけれど、生き物達は身体の中に小さな時計を持っている。
その時計は地球の回転と並々ならぬ関係があるという。
私たち人間も誰に教わったわけでもなく朝目覚め、夜は眠る。この生活リズムは約一日の周期で行われていて、サーカディアンリズム、日本語で概日リズム。人間に深く関係しているものがこのサーカディアンリズムといわれている。
眠っている時は体内の温度は下がり、体温が少しずつ上がっていくことで目が覚める。この眠りと目覚めの体温調節にはメラトニンというホルモンの分泌が関係していて、このホルモンの分泌は朝の光を浴びることから始まる。
光が網膜を通り脳へ伝わると「14時間後くらいにメラトニンを分泌しよう!」というメッセージが残り、14時間後に分泌が始まるとその1~2時間後に眠気を感じるようになる。つまり15~16時間後に眠くなるというサイクル。
私たちの時計は太陽の光がスタートボタンを押してくれている。
ホルモンと朝の光の仕組みを知ると、サーカディアンリズムである「朝起きて、夜眠る」そんな単純なことが健やかに日々楽しく過ごすためにはとても大切なんだと感じる。少し身体のバランスがおかしいなと感じたら朝の光を浴びるのもいいかもしれません。
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