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くまもと初の公営住宅

2018.08.29
建築

熊本地震発生から2年4か月ほど経ちますね。
この猛暑の季節になると、毎年当時の木造仮設住宅建設のことを思い出します。

この初夏に熊本で初の災害公営住宅が完成したのをご存知でしょうか?
西原村。
益城や熊本空港にも近く、当時の被害は甚大であったと思われます。

そこにこの6月、熊本で初となる災害公営住宅が竣工しました。
中心となったのは当時の木造仮設住宅建設においても指揮をとった熊本市の工務店エバーフィールドさん。
と、熊本市の若手建築家集団kulos。設計、施工とも熊本のメンバーです。

そして何よりこの公営住宅、「買取型」なんです。
聞き慣れないかもしれませんが、簡潔に言うと、工務店さんが自腹で建設を行って、それをまるごと西原村が買い取る、のです。
利点は様々あります。
地域の若い人たちの未来のためにこのスキームを根つかせる。中央の大企業の介入を避け、地域の労力や資材を使い地域に資金を落とす。ここに参画したのはビッグバンクではなく地方銀行だそうです。
また、設計と施工がチームになっているので限りある予算で最大限のパフォーマンスができるのも魅力。
言うのは簡単なのですが、これを現実のものにする熊本の力…。

12棟の住宅と1棟の集会所。
団地の中央には広場が設けられ、各々の家がほどよい距離間プライベート感を保ちつつも町がひとつになりお互いのコミュニケーションも生まれる配置となっています。
家の性能も、ものすごい…。耐震等級3、断熱等級4、省エネ等級5をクリア…。
掘っ建て小屋の建て逃げのようなこれまでの公営住宅のイメージとは真逆のものでした。

8月の下旬には引き続き新たな買取型災害公営住宅も落成されます。
まだまだ続く熊本の力。目が離せません。

 

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