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「府内町家」は、建築家 趙 海光(ちょう うみひこ)さんによる現代町家システム。現代町家の設計ルールにしたがいながら自由に、自在に設計できることが特徴です。このシステムがユニークなのは、ベース(居住空間)をわずか3種類に絞ったこと。平角スケルトンの立方体は構造が実に明快で、構造計算も容易です。むずかしい長期優良住宅の認定基準をクリアしている性能面も魅力のポイントです。
これまでの家づくりは、ご家族の要望をお聞きして「間取り」にまとめる方式でした。しかし、この方式だと部屋どうしの連なりに欠け、小部屋ばかりが多くなり、家族の生活が変化すると、住みづらい結果を招いていました。また、この方式では、敷地全体を家と考える現代町家の設計術が活きません。切れ目のない「場」の展開が、この設計術の最大のポイントだからです。
現代町家では、建物を敷地(サイト)にうまく溶け込ませるために建物の単位を小割りにしています。それが「ベース」と「ゲヤ」です。
現代町家の構造躯体は、長さ6m、240㎜×120㎜の平角材で構成されます。平角材の利点は、通常の材に比べ、木と木を接続する際の断面欠損が抑えられること。6mの材は通常の輸送が可能で、柱と梁が同一の材で構成されるため、材料の効率がいいこともメリットです。
柱も梁も6mの平角材を使うため、6m角の立方体が構造躯体の「ベース」となります。この立方体を「ベース」に、「ゲヤ」を組み合わせることが設計の基本ルール。平角材で構成される躯体(スケルトン)から、「平角スケルトン」と呼ばれています。基本となるスケルトンは、継ぎ材は用いず、すべて一本ものを使います。
※基本は6m角ですが、設計バリエーションのため、5m、4mも用意されています。
これまでの家づくりは、ご家族の要望をお聞きして「間取り」にまとめる方式でした。しかし、この方式だと部屋どうしの連なりに欠け、小部屋ばかりが多くなり、家族の生活が変化すると、住みづらい結果を招いていました。また、この方式では、敷地全体を家と考える現代町家の設計術が活きません。切れ目のない「場」の展開が、この設計術の最大のポイントだからです。
現代町家では、建物を敷地(サイト)にうまく溶け込ませるために建物の単位を小割りにしています。それが「ベース」と「ゲヤ」です。