完成のない家づくり
- 2016.09.29
- インテリア
先日、引き渡したお家へ訪問したところ・・・
真っ先に目に入ったのが真っ赤なアームチェア。
海を見渡せる絶景を見ながらここに座るお施主様の姿が想像できます。
実はお打合せの最中に、お施主様が「赤が好き」というお話しを聞いていました。
私個人も赤が大好きだったので、盛り上がったのを覚えています。
杉の無垢の床と珪藻土の壁と天井というシンプルなお家の中で、
赤いチェアと真っ青な空が印象的でした。
そしてもう一つ気になったのがキャンパスに描かれた腕時計。
・・・と思ったら、本物の時計でした!
なるほど。
あからさまに時計を掛けるのではなく
時計も絵画のひとつとして飾る。
お施主様のセンスの良さを感じました。
日本ハウジングのつくる家は、色や飾りがほとんどなくちょっと物寂しい気もします。
しかしそれは、お施主様の暮らしを色づけるための仕掛け。
先ほど紹介したように、チェアや時計や絵を飾ったときに初めてお家は完成するのです。
いえ、完成はないかもしれませんね、何十年も住み続ける家ですから。
お家と一緒に成長する楽しみをぜひ味わって頂きたいと思います。
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