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大分の自然素材で建てる新築・リノベーション。日本ハウジングは家を建てる前も建てた後も豊かに暮らすサポートをしていきます。
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お客様:バリトン歌手 渡辺弘樹さん

プロフィール

大分市生まれ。国立音楽大学音楽科声楽専攻を首席で卒業、イタリアへ渡る。同年、フィレンツェ国立歌劇場の声楽国際オーディションに最年少で第1位合格(劇場では唯一の東洋人)。2006年、日本人として初めてフィレンツェ歌劇場と終身契約を結ぶ。オペラ「運命の力」でズービン・メータと共演。その深く、厚く、柔らかいベルカント唱法は「まれに見る声とテクニック」と定評がある。これまでにシュターン、バッソ、マジェーラ、アバド、ムーティ、メータほかの指揮者たちと共演。現在、フィレンツェ歌劇場専属歌手。フィレンツェ市在住。

5. 大分のいいもの、イタリアのいいもの

馬場
外から見て感じる日本のよさ、大分のよさはどんなところですか。
渡辺
おいしいものがいっぱいあることですね。
魚はやっぱり日本にはかないません。

それと日本に来たイタリア人がまず言うのは、日本のパスタの方がおいしいということ。盛り付けも日本はきちんとしています。

日本は安く外に食事に行けるのがいいですね。
イタリアは外食が高いんです。夕食だと1人最低40〜50ユーロ(6,000〜7,000円)はかかるので、まずみんな行かないですね。
マクドナルドが7ユーロ(1,000円)以上するし。
ワインは1本1ユーロくらいで買えるんですけどね。
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馬場
その点では特に大分はいいですね。
渡辺
そうなんです。
こちらに帰って食べたいと思うのは、魚と、豆腐など大豆のもの。納豆は向こうで自分で作ってます。

野菜や果物はイタリアのがおいしいですね。人参が果物かと思うほど甘かったり。

僕は料理やお菓子作りが好きなんです。
友達の誕生日とかお祝い事があると、どんな高いものを買うより自分で作った物を持って行くのがいいと思っているので、必ずケーキなどを作って持って行きます。

イタリアは自国のものがおいしいので、イタリア人はみんなイタリアでできたものを食べるという意識が強いですね。
馬場
日本だと、安いとかいうことでみんなよその国のでも買っちゃいますよね。
渡辺
スーパーや八百屋に行くと、その国がわかるような気がします。
日本だと野菜もきっちり包んで並んでいますが、イタリアでは大きさも形も関係なくダーッと積まれていて、自分で計って買うんです。
日本とイタリアはそういうところの教育が違うんでしょうね。
馬場
面白いですね。
イタリア人は地元愛が強いですか。
渡辺
強すぎるぐらい強いですね。
例えば小さいところで言うと、自分のお母さんの料理が一番と思っている。
馬場
僕たちは家を建てるなら地元の材料で建てて、それを代々使っていけば味わいが出るし、地域経済が回っていくと思っているのですが、
大分のものにこだわってくれる人はごく一部。
海外から輸入したものやブランド価値の高いものがカッコイイと思っている人が多いんですね。
渡辺
イタリアでは基本的に新しい家を建てる人は少なくて、20世紀前半の家なども普通にある。
そういう家をリフォームするんですが、イケアなどで買って安くすませる人もいるけど、半々ぐらいの割合で地元の左官さんなどに頼む人もいる。
何でも新しい便利なものに、という考え方ではないですね。
馬場
日本の場合、壊して建てるのが普通です。
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渡辺
イタリアでは、例えば壁を塗るにしても、できるだけいろんな添加物の入っていないものを選びます。
食べ物には特にうるさいですね。できるだけ野菜は有機栽培のもの、とか。

街の中にファーストフードの店もほとんどありません。マクドナルドは一応ありますけどね。国自体がそういう店を入らせないようにしているんです。
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