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伝統工芸

  • 2017.02.18
  • 建築

挟間に完成したK様邸

先日、お施主様の竣工立ち合いも終わり、後は引渡しを待つのみです。

 

その竣工検査の当日にようやく待ちに待ったモノが届きました。

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組子格子が嵌め込まれたリビングの入り口ドアです。

 

組子とは、簡単にいうと釘を使わずに木を組み付ける技術のことをいいます。

細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施し

カンナやノコギリ、ノミ等で調節しながら1本1本組付けしていきます。

遠く飛鳥時代から長い年月をかけて磨きぬかれた木工技術「組子」。

とても繊細で緻密な造形に目を惹かれます。

奥様のご希望で特注でご依頼されたものをリビングドアに嵌め込みました。

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組子製品のほとんどはお客様からの注文を請けてから製作されます。

今回も受注生産ということで奥様がパターンデザインをしたものを製作していただいたそうです。

 

その為、打ち合わせ、木取り、寸法の割り込みなど本体の製作以外の工程にもかなり時間を要し

製作時間が掛かり建物の完成と同時に届いた次第です。

 

しかし、待った甲斐あり。

奥様も納得の素敵なリビングドアに仕上がりました。

 

私自身、組子はどこかしこで目にしているであろうとは思いますが、

今回目の当たりにして改めて伝統工芸の素晴らしさを感じることが出来ました。

 

伝統工芸といえば

先日、OB様のお宅へ訪問した際にとても気になるモノが有りました。

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お札を置く為の木工芸品

「雲棚」というそうです。

 

神棚は無いけどお札を置きたい。でも場所が無い。確かにありますよね。

画鋲で貼り付けるのも何だか抵抗あるし、粗末にも出来ない。

 

そんな時に打ってつけの「雲棚」

 

雲という発想が素晴らしい。

裏には磁石が埋め込まれているため、画鋲を壁にセットして簡単に設置できる所が更に素晴らしい。

 

見た瞬間、「こんな商品待ってました!」と思いました。

 

しかし、この雲棚やはり職人さんによる手工芸で限定販売の為、

発売される度に即完売の人気商品。

そしてお値段も素晴らしいみたいです。

 

しかし、こういう職人さんの技が生かせる発想は素晴らしく見習いたいなと思います。

 

大分の木造住宅

府内町家もご覧ください。

 

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