中村好文 in TAKETA ART CULTURE 2015
- 2015.10.22
- 建築
大分県竹田市のTAKETA ART CULTUREに住宅建築家の中村好文さんが招かれ、
その講演会に行ってきました。
お題は「住宅建築家の流儀」。
僕のもっとも尊敬する建築家のひとりである中村好文さん。
会って話したいことは山ほどあるのですが、はたしてお話する機会はあるのだろうか?
会ったとしてもうまく喋れるだろうか、などと変な心配ばかりして竹田市の会場に向かったのです。
お題は「住宅建築家の流儀」ですが招かれたのが竹田市ということもあり、
地域や古民家の改修を軸として話されました。うんうん。
中村さん曰く、
古いものを古く見せる古民家改修は創造的ではない。
そこにデザインがない。民芸で終わっている。
建築的にもっとデザインの喝を入れなければ、地域の活性化にならないのではないか。
・・・なるほど、なるほど。
自分も住宅建築家のはしくれ、
古民家の改修を何度かやらせてもらった身としては思わず相槌を打つ内容でした。
スライドでご自身が設計された物件を、当時の様子や施主とのやり取りを交えながら解説。
そこにはセンスがありユーモアがあり教養がありました。
一緒に仕事をする職人さんまでも楽しそうです。
建築とは人格のことだとあらためて感じたのでした(ご本人はキャラだと言ってましたが)。
講演が終わって竹田アートカルチャーの方に誘われて(やった!)打ち上げ会場へ。
もしかするとご本人とじかに話せる!
そうです、この後お酒の力を借りて、中村好文さんと長々と語らう事が出来ました。
でも、ここから先は内緒。
とても楽しくためになるお話だったとだけ、記しておきます。
あっ、ちゃんと本にサインももらいましたよ。
大分の木造住宅
府内町家もご覧ください。