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府内町家スタイル 7

住まいの扉は「引き戸」の方がいい。

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夏が終わり扇風機をそろそろ片付ける時、いちばん汚れているのはハネの埃です。
あんな高速回転をしているのに、なんで埃がたまるのか不思議に思ったことはありませんか?

その正体こそが静電気です。
子供の頃、プラスチックの下敷きに静電気を貯めて遊びましたよね?
扇風機の羽はプラスチックでできているので、静電気が帯電して埃を吸い寄せているんです。

タバコを吸う家で、ヤニで黄色くなったビニールクロスを見たことありますよね。
垂直の壁にヤニが溜まりやすいのは、ビニールクロスに静電気が溜まって吸い寄せるからです。
ヤニだけでなく、料理をすると蒸発した油も小さな粒子となって壁に吸い寄せられます。
だからビニールクロスの壁や天井は年に何度か拭き掃除が必要です。

床も同じ。
表面が木目のプリントシールで出来ているフローリングは特に静電気が起こります。
無垢の床材でも表面にコーティングをすると、静電気が帯電しやすくなります。
ほうきで掃いても、また隣の床にくっ付くので、埃はなかなかとれません。
結果、クイックルワイパーや強力な回転ブラシ付きの掃除機でないと掃除が大変という事になります。

では壁を湯布珪藻土、床を無垢の杉床にするとどうでしょうか?
壁の湯布珪藻土は接着剤を一切使っていない本物の土ですから、静電気はほとんど帯電できません。
なのでタバコを吸ってもヤニは付きづらいですし、料理をしても汚れにくい。
加えて、湯布珪藻土は臭いの調整もしますので、家庭臭がしないとよく言われます。
一般的な珪藻土は接着剤が大量に入っているのでこの効果は得られません。
私たちが湯布珪藻土を製造しているのも、接着剤を入れない工法にこだわりたかったからです。

床に無垢の杉床を使うと、埃は床に引き寄せられないので、他の埃とくっ付いてコロコロ転がります。
埃が見えやすく、掃除機をかけるのも楽チンです。
私たちの家はすべて引戸でつくりますが、下にレールがありません。
完全バリアフリーなので、住まれている方の家では「ルンバ」が大活躍しているようです。

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