大分の自然素材で建てる新築・リノベーション。日本ハウジングは家を建てる前も建てた後も豊かに暮らすサポートをしていきます。
column

府内町家スタイル 3

軒は深いほうがいい。

ill01

大分の冬は乾燥する。ヒトが快適に暮らせる湿度は40~60%。空気が乾燥して湿度が低くなると、肌が荒れたり、のどが痛くなったり、インフルエンザが蔓延したりする。これを防ぐために加湿器が大活躍する。でも電気代はかかるし、フィルター掃除や水の補給などけっこう大変で、できれば加湿器がいらない家だといいのになぁ、と誰もが考えるだろう。

湯布珪藻土はその夢を適える内装材である。よく考えてみると蒸気は家の中でたくさん作られている。一番多いのはお風呂や料理で出る蒸気だろう。洗濯物を部屋干ししても、ヒトが呼吸するだけでも蒸気が発生する。この生活で発生する蒸気を捨てずに湯布珪藻土に積極的に吸わせるのだ。すった蒸気は時間をかけてゆっくりと部屋に吐き出される。この生活に慣れてくると生活蒸気だけで40~60%の室内湿度を保てるようになる。

今までお風呂から出たらお湯を捨てて換気扇を回していただろうが、こんなもったいない話はない。お湯を捨てず換気扇も回さず、お風呂の入口の扉を開いて家の中に蒸気を流し込むといい。冬の洗濯物はぜひ室内干しをお薦めする。湯布珪藻土のお陰で嫌な匂いもせずに速く乾くし、おまけに加湿までしてくれる。

こんな生活を可能にするためには、蒸気をたくさん、そして速く、吸ったり吐いたりできる材料を壁や天井に使わなければならない。調整できる量が少なかったりスピードが遅いと、蒸気は結露になって別の問題を引き起こしてしまう。 一般的に珪藻土や漆喰は湿度を調整すると言われているが、商品によってピンキリである。ほとんどは接着剤が使われているので、ほぼ効果がない。成分表示や性能値もいい加減で信用できない。だから私たちは湯布珪藻土を開発し工場生産することにした。厳選した珪藻土を使い、接着剤や石灰を使わずに固める技術で造られるため、他の珪藻土と比べると圧倒的に性能が高い。1kgの湯布珪藻土は96ccの湿度を素早く吸ったり吐いたりできる能力を持つ。日本で一番売れている珪藻土は20ccほどである。漆喰は昔の家のように土壁の上に重ねて塗らなければほとんど意味がない。

最近はZEHなどでようやく家の燃費表示がされるようになってきた。家を建てる人が客観的な数値で家の性能を選べるようになったということだ。湿度調整についても同様である。湿度調整ができる材料はビニールクロスに比べると高い。日本ハウジングでは性能を明示してお客様が客観的に納得して選んで頂くようにしている。

ⓒ 2015 Nihon Housing co.