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木造住宅、建築家の系譜

2018.10.11
建築

おそらく、永田昌民さんほど木造住宅をうまくまとめあげることのできた人はそう多くない。永田さんの住宅は、慕われ、愛され、継承者があとを絶たない。
建築家でありながら、まとまった著作はほんの少し(僕が知っているのは「大きな暮らしができる小さな家」という1冊だけ)。時折、住宅特集や住宅建築といった雑誌に作品が載ったりした程度。昨今の有名建築家と比べたら露出度の低いことこの上ない。

この永田昌民さんをことあるごとにベタ褒めしている建築家が、趙海光さん。
永田さんの敷地から住まいを読み解く設計手法(=最初にかたちありきなのでなく、その場所にあったかたちを読み解く)を幾度となく趙先生ご本人から聞かされた。
趙さんが永田さんのことばかり話すものだから、いちど永田さんにお会いしてみたかったけれど、それもかなわぬ夢になってしまった。

前述の「大きな暮らしができる小さな家」は生前の永田さんが残したほとんど唯一の本で、僕の木造住宅のバイブルとなっている。
タイトルがいい。ウィットが効いてかわいらしく、その上、生活者目線だ。
「大きな」と「小さな」という矛盾する言葉を「暮らし」と「家」がつないでいる。じつはデザインの本質とはこういうことなのだ。難しくいうと「形態で矛盾を解決する」。これをデザインという。

趙海光さんは永田さんの、外部が内部を決定するという思想を追求し続けている。伊礼智さんは同じく「よきことはみな外から来る」といい、「小さな家で豊かに暮らす」住宅設計を実践されている。中村好文さんのやさしさが包み込むような空間は、僕の勝手な思い込みかもしれないけど永田さんに通じるものがあるような気がする。

ここにもし「木造住宅の系譜」という年表みたいなものがあったりしたら、アントニン・レーモンドからはじまり吉村順三、村野藤吾を経て、永田さん、趙さん、伊礼さん、中村さん・・・とつづいたらいいなと思う。そのあとのほうに不肖わたくしが電車に乗り遅れたロバ引きのように、走って追いかけられたらなと思う。

 

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